TOP > トピックス > ブログ > 夏に考える、茨木の皆様の「お金の悩み」と弁護士の役割

夏に考える、茨木の皆様の「お金の悩み」と弁護士の役割

茨木の皆様、こんにちは。いばらき法律事務所の弁護士、横山耕平です。毎日、本当に暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。このブログでは、皆様が抱える法的な問題やお困りごとの解決に役立つ情報を、発信していきたいと考えています。

当事務所のホームページ開設にあたり、「先生の事務所はどこにあるのですか?」「先生はどんな人ですか?」「今までどんな事件をやってこられましたか?」といったご質問をいただくことが多く、皆様が安心してご相談いただくための「成分表示」のような役割を果たす場所でありたいと強く感じています 。ご相談の問題に役立つ解決例や専門的なお話は、わかりやすくお伝えできるよう努めております。

さて、この夏には、新しい生活の始まりや、これからの季節に向けた準備など、何かと物入りになる時期でもあります。もしも今、「借金が苦しい」「将来の返済に不安がある」といった金銭的なお悩みを抱えていらっしゃるなら、どうか一人で抱え込まず、早めに弁護士にご相談ください。法律には、経済的な再スタートを支援するための複数の手段が用意されています。

主な債務整理の方法は、以下の3つです。

◆任意整理(にんいせいり)

  • 任意整理(にんいせいり):裁判所を介さず、弁護士が直接債権者(貸金業者など)と交渉し、将来発生する利息や遅延損害金をカットすることを主な目的とします。これにより、毎月の返済額を無理のない範囲に減らし、通常3年から5年程度の分割払いで元金の完済を目指します。この方法は、一部の特定の債務のみを対象に選べる柔軟性があり、例えば家族が保証人になっている債務を整理から除外できるため、家族への影響を最小限に抑えたい場合に有効的かもしれません。

◆個人再生(こじんさいせい)

  • 個人再生(こじんさいせい):裁判所を通じて行う手続きで、借金を大幅に減額(多くの場合、元金の5分の1から10分の1程度)し、残りを原則3年で分割して返済していく方法です。最大のメリットは、住宅ローンの返済を続けながらマイホームを手放さずに借金を整理できる可能性がある点です(住宅資金貸付債権に関する特則の利用)。安定した収入がある方が対象となります。

◆自己破産(じこはさん)

  • 自己破産(じこはさん):こちらも裁判所を介する手続きで、借金の返済が不可能になった場合に、法律に基づき原則として全ての借金の支払い義務を免除(免責)してもらうことを目的とします。この場合、一定の価値のある財産は手放さないといけない可能性がありますが、生活に必要な一定の財産は手元に残すことができます(99万円以下の一定の要件での現金など)。

◆どの方法が最適か?

どの方法が最適かは、借金の総額、収入状況、財産の有無、ご家族の状況などによって一人ひとり異なります。ご自身で手続きを進めることは非常に困難な場合が多く、特に弁護士は、依頼人の代理人として申立書の作成、債権者との対応、裁判官との面接への立ち会いなど、一連の手続きをサポートします。

「借金問題」というデリケートな問題だからこそ、当事務所では、皆様のお話を丁寧にお伺いし、難しい法律用語を使わずに分かりやすくご説明することを心がけております。相談することで、必ず解決への道筋が見えてきます。

茨木市で弁護士をお探しの方、金銭的なお悩みをお持ちの方は、どうぞお気軽に当事務所にご相談ください。皆様が安心して、前向きな一歩を踏み出せるよう、全力でサポートさせていただきます。

いばらき法律事務所 弁護士横山耕平

お問い合わせ
Contact Us

お悩み・お困り事がございましたらまずはお気軽にご相談下さい

072-646-9099

平日9:30 〜 17:00 [土日祝 定休]